
がくあじさい(結婚指輪)
富弘さんの詩画に最初に出会ったのは確か高校のときだったと思います。
心に深く刻まれる詩の言葉と美しい絵がとても印象的でした。
いつも富弘さんの詩画を観るときは涙をこらえることができません。(神奈川県 30代 女性)
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結婚ゆび輪は いらないと いった
朝、顔を洗うとき
私の顔を きずつけないように
体を持ち上げるとき
私が痛くないように
結婚ゆび輪は いらないと いった
今、レースのカーテンをつきぬけてくる
朝陽の中で
私の許に来たあなたが
洗面器から冷たい水をすくっている
その十本の指先から
金よりも 銀よりも
美しい雫が 落ちている。
(星野富弘 がくあじさい(結婚指輪)/『風の旅』/絵はがき集 第3集 収録)




















